1. |
ある
03:08
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夢が 夢がさめるのが
わかる わかるのがこわい
理由 理由はなく
みんな みんなに心はある
僕は待っている
死んだ木が咲くのを待っている
僕は待っている
廃線で列車を待っている
広い 広い群れの向こう
消える 昨日のこと
憎い 嫌いな世界が
ここに ある
僕は待っている
夏に降る雪を待っている
僕は待っている
衛星であなたを待っている
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2. |
赤くなる
02:27
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転げ落ちた 言葉の数を
覚えている 溺れている
捉え損ねた イメージだけが
流れたこと 覚えている
覚えている 覚えている
いらだちと 悲しみに
有り余りを 注ぐ そんな
哀れなのは なにもないと
瞼の 裏に 浮かぶ
死にたくなるような 夕焼け
瞼の裏に浮かぶ 夕焼けが
赤くなる
赤くなる
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3. |
酔わせて
02:30
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世界の終わる はやさで
変わっていく 君の姿
気が付けば またすぐそばで
昨日が 回っている
回っている
回っている
夢みたい
隙間を縫う 鳥のように
思い出に 居場所はない
言葉の網に 掛からない
心が 光っている
光っている
光っている
夢みたいな
夢をみてる
夢みたいな
日々
酔わせて
回っている
光っている
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4. |
落下
02:40
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君が落ちてくのを 見ていた
ここは静かだった
信じて 裏切られるのは
どんな 気分なんだろう
他にあったはずの 何か
からは目を逸らした まま
味もせずに 流れて溶けた
君が落ちたときも 変わらず
君は綺麗だった
世界が 終わるときまで
ここは ずっと静かだろう
苦しむ理由を拾っては数えて
並べて埋もれて寝ころんでいた
他にあったはずの 何か
からは目を逸らした まま
無駄になって 流れて溶けた
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5. |
車輪
03:22
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どうしようもなくなるまで 一緒にいて
崩れていく日々の音がして
止まらない車輪は回っている
いつか来る 終わりを迎えるため
一緒に 路上に寝そべって
人と風と歌が囁いた
世界は不安でざらつくけど
変わらないものは 変わらなかった
つまらない世界で
それだけが希望だった
終わらない命は苦しむ為
それでもひとつの灯だった
君が言う幸せに殺された
僕を捨てる場所を探している
つまらない世界で
それだけが救いだった
どうしようもなく一緒にいて
崩れていく日々の音がして
止まらない車輪は回っている
いつか来る 終わりを迎えるため
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6. |
ネクロマンサー
03:05
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全部終わってしまって
まっさらを 掬うその指に
思い出もなにも 切り刻まれて
いらなくなったよ
どうしよう
これだけになって
愛しい身体はここに
横たわる 傷付けたりしない
そこに宿るあなたの
執着だけは 信じたいと思う
窓の向こうで 笑うあなたを
知らないままで
今日もなんとなく同調すれば
もっと遠くへ
どうしよう
無くなっちゃったら
そこに宿るあなたの
執着だけは 演じるなと願う
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7. |
ニュース
03:02
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魂売り渡すほど
青い空に引きずる
足音 いつも通り
全部置いてきた
ついに望み通り
遠くまで来た
身体を連れてきた
自分がある場所
なんてね うまく思い出せないや
だって みんなもう無関係だし
どっかで生きてるあなたのこと
思っても
一瞬すれちがった
ただ懐かしいだけの
等しく価値のない
物語は均されていく
最新のニュースで
最新のシューズで
あるいは うまく描けないから
それらしさだけが続くとしていて
どっかで笑ってる あなたのこと
願ってる気がする
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8. |
夜明け
04:25
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誰かに救われた あなたは
私を 救ってはくれない
救いを歌う あなたの歌では
私は 救われない
世界の 一部になる
世界の 一部になる
誰かに救われた あなたでは
私は 救えない
誰かが 救われる世界で
これからも 救われないだろう
ここでは 朝日さえ
絶望を照らす
世界の 一部になる
誰かの 一部になる
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