1. |
壊したい
04:09
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許されると思っている
許されると思わせる
あなたはじっとやり過ごす
その仕組みにうずくまって
あるいはそれを飲み干せば
自分が消えたような
憤りへ酔い吐き気がする
その仕組み自体を憎む
今夜も僕は踊っている
敢てでも踊らされてる
言葉の上で理解した気になったって
全部 壊したい
無意識的にだとしても
差し出すように虐げられる
あなたをそうさせてしまう僕を
どうして救えようか?
今夜もあなたは踊っている
完璧に装っている
昇っていくそこはとても遠くて
全部 嫌になる
心を感じるか?傍で笑っている
それが最も孤独に近いというのに
今夜も僕は踊っている
死に物狂いで繕っている
聞こえてくるこの曲の間に
全部 壊したい
殺したい
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2. |
鋏
03:48
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君があんまり痛いというから切り取った鋏と
もう二度と失ってしまった悲しみを
握りしめた無駄のない暮らし
変な声のカラスが一羽物思い横切って
何となく届かない気がした
冷蔵庫で腐った食材のよう何度目かの同じ
映画みたいにもうわかりきった使い道もない
答えをまた振りかざして傷つけないで傷つけないで
僕を無駄にしないで無駄にしないで無駄にしないで
ふいに涙と溢れ出すなにかが隙間を伝い
頬にやけに冷たく感じる退屈の住処
とりあえず今日は暖かくて冬はもう終わりそう
人込みに紛れるエンディングはもっとずっと先だよ
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3. |
風を待った
03:26
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全て望み通り遠くまで来た
いつも通り全て置いてきた
回る車輪は止まらない 判っていながらも
新しい息を吸うのはなんの為ですか
汗を垂らしながらただ突っ立っている
全て期待外れで初めからあっただけと知って
そこに向かうための途次なんて夢みたいな話
もうわかりきった愛の仕組みを抱えながら
なおも新しい息を吸うのはなんの為ですか
汗を垂らしながらただ突っ立って
ただ突っ立っている
風を待った
ここに至ってまた まだ風を待った
いまなら なんでもできる
いまなら なんにでもなれる
ここなら なんにでもなれるか?
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